double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

特命戦隊ゴーバスターズファイナルライブツアーin静岡 2

ここでは前半のヒーローショーについてレポを。ヒーローショーの内容は2公演とも一緒なのでまとめます。
あと言いたいこと全部書き出してたらすごい長くなりました。覚悟のほどを。…記憶だけで書いてるので間違いがあったらすみません。

新たな悪の手

バディロイドたちの会話からスタート。ニックが客席から入ってきます!肩のパッドぷらぷらしてたぜ!

お話は、最終決戦後。とはいえまだ特命部はあるようなので、解散するまでの間の話なのかしら?…まあそんなつじつま合わせは野暮ではある。
Dr.オルトと名乗るマッドサイエンティスト(天才エンジニアだそーで)は潔癖症。てなわけで不潔な人間を機械にして完璧な世界の創造を妄想、バグラー及びメサイアを復活させてしまいます。さらにバディロイドにも狙いをつけてその魔の手を伸ばしてきます。
いま、再びの危機にゴーバスターズが立ち向かう!

…っていうか、Dr.オルトの声、杉田智和だね!(爆笑)前の日『JoJo』見たからすぐわかったよ!
声のおかげもありますが、このDr.オルトのキャラが立っていて、さっすが〜!これも含めて全体に凝っていて、脚本誰かな〜、毛利さんだったら腕上げたな〜(上から目線)とか思っていたら、まさかというかやはりの小林靖子でした。やった!Vシネは下山さんだし、やっぱりもう一度メイン脚本で見たかったんだよ〜。
このショーはロボ戦以外の『ゴーバスターズ』らしさが全部入っていて、本当に楽しかったです。最後にもう一度この「らしさ」が味わえたのでわたしは満足ですよ!

どういうところかっていうと、例えばこのやりとり。Dr.オルトに「人間は汚い」って言われてヨーコちゃんが「わたしお風呂入ってるし!」って怒るんですが、そこにすかさずヒロムが「ヨーコの風呂はおいといて」…「おいといて」!失礼!さすがヒロム!

一度は蹴散らすゴーバスターズ。アクションがスペシャルかっこいい。リュウジ・ヨーコ・ヒロムの順で、生身→変身→スーツでそれぞれアクションするんですが、もうみんな足上がるな!リュウジとヒロムは後ろ回し蹴りとかするんだぜ!生身で!
あ、そうそう、このときヒロムだけ客席から来るんですが、3回目公演のときの席が良くて、すごい近くで見られました。生きてて良かったレベルで嬉しかったです。

バディロイドが狙われてるってんで、Jの様子を見に行く三人。しかしその隙にバディたちはDr.オルトの手によって復活したエンターとエスケイプにさらわれてしまうのでした。


助っ人キョウリュウジャー

で、森の管理人ことJなんですけど、次にJが出てくるってなったら客席いっせいにそわそわしだす(笑)。老若男女に愛されてるな樹液!
そのJも襲われます。敵は話の都合でオルトが手を組んだデーボス軍(@キョウリュウジャーの敵)。というわけでキョウリュウジャーが助太刀に来たぜ!
…なんか2回目公演のときブラックの決めポーズの手数が多かったような気がしたのはわたしだけ?
キョウリュウジャーは敵を追っかけてわーっと走ってきてわーっと去っていきました。ちなみにこれを全部で3回繰り返していきました。吉本新喜劇か!
樹液はキョウリュウジャーを「キョウリュウ」とだけ認識(笑)。その後遅れて駆けつけてくれたバスターズ三人はその説明ではわからないよ…?でも恐竜に食いつくヨーコちゃんがかわいかったから許す。樹液の説明はともかくその場の痕跡を見て助太刀があったことを見抜くヒロムがかっこよかったから許す。こういう「賢さ」が描けるのが靖子さんの魅力ですね。

黒木司令官(声のみ出演。でも嬉しい!)より通信が入り、バディがロストしたことが伝えられる。さっそく救出に向かう三人+樹液。…しかしバディロイドたちは悪の手によって洗脳されていたのだ!
だがその悪、Dr.オルトもまた、自らの手で復活させたエンター&エスケイプ、そしてメサイアによって切り捨てられてしまう。ゴーバスターズ大ピンチ!

ここで樹液だけ足が遅い(笑)のでみんなとはぐれ、死の寸前のDr.オルトに出会い、バディたちの洗脳を解くキーワードを教えてもらうんですが、そのやりとりが音楽も相まって超しんみりしました。ヒーローショーでこんなにしんみりするんだ…とか思いながら。
全体に曲の入れ方が絶妙なんですよね。盛り上がるところで「バスターズレディーゴー」入れてくるし、のちのエンターがたちはだかるときは「マピュースレクイエム」のインスト流すし。
樹液がついてこないことに気づいたときのヒロムの言い様がヒロム過ぎて痺れました。

さてとてつもないピンチに陥ったゴーバスターズ+樹液。どう考えても戦力が足りません。頭を悩ませる三人に、樹液が言います。俺に任せろ、と。それは…

というわけで待ってました!みんなの期待を一心に背負い、陣マサト復活!ふっかつ!!!

そして歓声の上がる客席(笑)そりゃあもう盛り上がるヨネ!
こちらも客席を通っての登場。間近で見れた…ありがとう、ありがとうちけっとぴあ。
樹液いわく一回こっきりらしいですが(データが残っていたとのこと。でもJにとっちゃ大事な大事な最後の奇跡だよなあ)、そうそう、陣さんの言うとおりシケた面並べてもしょうがない。最後のオマケのひと暴れ!
ということで、久しぶりにアレ、やります(笑)


ミッションインポッシブル

わたしが『ゴーバスターズ』らしいな、好きだなっていうネタの一つに潜入捜査&変装があります。子ども向けっぽいスパイらしさじゃないですか。笑いどころとしてわかりやすいし。
で、このショーでもそれをやってくれました…!これが本当に嬉しかった!
メサイアに捧げるデータとして会場の子どもをみつくろうエンター&エスケイプ。ふつうに怖いわ。そこへ混ざりこんで来るのが…
幼稚園児Jとその母マサト(笑・「J太郎」って…)。幼稚園児ヒロム・ヨーコとその父・リュウジ(土産物売。静岡銘菓「こっこ」を売ります。さては広島ではもみじ饅頭を売ったな?)。リュウジ、エスケイプ様に「ひとりだけ大人が混ざってるわよ」って言われてた(笑)
まああっさりと看破されるんですが(笑)。「わたしたちを馬鹿にしているんですか?」「その通りだ、よくわかったな!」「ヒロムはっきり言いすぎ!」

で、ふつうならここで終わるじゃないですか。ここがすげえ靖子さんっぽいなあと思ったくだりなんですけど、さらに『エンターが爆弾を仕掛けていることを明かし脅す→もう見つけて外していました!バスターズの方が一枚上手!』というもう一ひねりがありまして。もはや細かすぎて伝わらない物真似レベルの細かさなんですが、これがあるから靖子さんの脚本は見ごたえがあるんだよなあ、とあらためて感服しました。でもきっとついてけてない人もいるんだろうな(苦笑)。多いのよ、要素が。好きだけど!

敵の喉元まで迫ったゴーバスターズ。長く追ってまいりましたが、とうとう!ラストバトル!…の前にバディロイドを元に戻さないと!またくだりが多い!
バディの洗脳を解くキーワードはその名前。強く呼ぶと元に戻るんだそーです。ところがそれを樹液ってば、バディロイドの名前ときたら俺の名だ!「高らかに呼べ、ビート・J・スタッグと!」
…全然戻らない(当然)。そう、もはやの往年の志村後ろ状態です(笑)。さあ客席のみんな、正しい答えを教えてあげるんだ!

…やったー、みんなの声でバディロイドたちが元に戻ったよー!

さらにすかさず入る司令官からの通信。『特命!メサイアをシャットダウンし、静岡を守れ!』しずおかを!
ここでかかる「バスターズレディゴー」がもうグッとくるグッとくる。この曲はすごいいいよなあ。なんかちょっと切なくてさ。
ゴーバスターズ出動です!


ラストバトル

バスターズの名乗りにバディロイドも参戦しててこれまた嬉しかった。みんなそろってゴーバスターズだもんね。最終回を思い出しますね。でも、「GO!」の後すぐさま逃げたニックにちょっと笑った(笑)やっぱり戦わないのかい!

バトルの配分はデーボスVSビート・スタッグ(+キョウリュウジャー)、エスケイプVSブルー・イエロー、そしてエンターVSレッドの一騎打ち。
この一騎打ちがかっこよくてねえ!一瞬の交錯ののち、無音になるのよ。会場が静まり返っていてねえ。……「もう戻ってくるなよ、エンター」「ふふ、さあ?…フェリスタシオン…レッドバスター」
時間としては短いのですが、二人のスタイルの再現度が半端なくて、緊張感がすごかった。立ち位置を変える一瞬に牽制の意味も込めて一撃を打ち込んどく→ちゃんと防ぐ、とかやってましたからね。Gロッソもそうでしたが、わたしもっと自由にやってるんだと思っていました。だって特に『ゴーバスターズ』は細かいことやってますから。難易度の高いことを現場もよくやるなあ!
戦いの始まる前、ニックがヒロムに頼んだぞって言うところがすごい『ゴーバスターズ』で、良かったです。

生の立ち回りはやっぱり迫力あるなあ。っていうか敵に何本かキックまともに入ってて見ててハラハラしました(大人目線)。中の人といえばニックとJの再現度もやたら高くてマジ感動しました。あれはすごい。
あとそういえばなんですけど、3回目公演のときのヒロムは前髪がすぐ降りてきてしまってもさもさになっていたのがつい気になってしまいました。

ラスボスのメサイアはパワードカスタムした上にライオブラスターで止め。みんなの力でってことですね。
これにて世界の平和は――静岡の平和は守られた!

最後はダンスで締め。そしてまたここでお話にはかけらも出てこなかった色とりどりの作業服を着た整備士たちが登場!Gロッソでもやってましたが、これを必ず入れたいという興行側の思い入れに泣けてきます。
わたしもGロッソで鍛えられたおかげで(笑)最後のポーズが一緒にできました!わーい一体感!…小学生でもないいい大人なんですけどね…。ともあれ、これにて『特命戦隊ゴーバスターズ』、閉幕です。


閉幕

最後のミッション、おもしろかったです!大満足!
あと「みんなのおかげで助かったよ、ありがとう」ってゴーバスターズに言ってもらえてふつうに嬉しかったです(いい大人)。


…ていうか感想長!多!細かいんだよ脚本が、靖子さん〜(笑)