double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

真っ当なる平成ライダー

現行の仮面ライダー、その名はウィザード。『DCD』から9月始まりになったもんだから「何年の仮面ライダー」って分けられなくて不便だぜ。おのれディケイド(冤罪)。

子どもがウィザードリング持ってるのにやたら遭遇します。
指輪は男の子にどうかな〜、と思っていましたが杞憂のようです。すごいなあ。

今んとこの感想ですが、いやあ真っ当だなあ!
14作かけてここまできた(笑)。平成ライダーはまったく変な番組枠だからなあ。

なにが真っ当と感じさせるのか。というか、なんで今までのを真っ当と感じなかったのか。
思いつくままあげてみると、

  1. 情報がはみ出していない
  2. ちゃんと解決してから次へ行く
  3. 主人公がまっすぐヒーロー


うーん、まとめると、「1エピソードの中で全部おさまってる」って感じかな。
いままで、情報量はやたら多いはヒーローは秘密をもちすぎているは、わかりにく!でもそこが好き(笑)、みたいな感じだったからなあ。

そんでもって、それらプラス「平成ライダー13年でつちかった初期設定の濃さ」と「謎のある連続性のあるストーリー展開」でエンターテイメントの盛り上がりははずしていない。
出来がいいぞ『ウィザード』!
問題点は真っ当すぎて見なくても安心できること(笑)
(お前はなにを求めて仮面ライダー見てるんだよ)

いやでもちゃんとおもしろく見ているよ!

『ウィザード』の描き方ですごい好きなのは輪島のおっちゃんが晴人気遣うところ。
年長者としての上から包容力じゃなくて、晴人の気持ちを先回りして一言添えてあげるところがすごく好き。
輪島さんもコヨミも凛子ちゃんも、瞬平も仁藤も、そして晴人も、「わかってる」んじゃなくて思い合って関係が成り立っているのが嬉しいな。みんなが同じ目線っていうか。

晴人はかっこいいしお茶目なところが良いなあ〜。独り言が多いのがかわいいぜ。
主人公だけどアドリブっぽいのが多いのが珍しい。
DVDの映像特典はウィザードの日常だそうで、かなり見たい。でも毎週見てるのをレンタルするのは面倒なんだよなあ。そういう理由で『オーズ』も『ゴーバス』も映像特典だけ未見なのだ。

香村純子さん×舞原監督の結婚詐欺の女性の回がすごい好き。あーゆーのが好き。あーゆーのが。あの、「もう、元には戻らないのねえ…」って言うところが。
ああいうのがあるっていうのが、わたしが平成ライダーを好きで観る理由のひとつだな。