平成ライダーイケメン考2
例えば。最近なにかと話題の剛力彩芽さんですが。わたしの周囲では評価はまっぷつたつに分かれます。
ありていに言って、男性人気がひじょうに低く、逆に女性には好印象なのです。(※当社比)
ことほどさよーに、人気という面には男ウケと女ウケというものが存在します。モテは異性人気だけではないのです。
仮面ライダーを見始めたのは『電王』からですが、それまでまったく接点がなかったかというとそうではなく、やはりこれだけの話題性ですからさまざま噂や評価は耳にしていました。
そのうちの一つが、イケメン起用に関する男性陣の戸惑いと反発でした。
もともとが男性向けの番組ですから、そこへ突如として大勢の女性が流入してきたらそりゃあ戸惑うよなあ、と当時を知らぬ身で思います。まあたぶん今もですが。
とはいえ昭和の仮面ライダー俳優たちはイケメン(当時の言葉でハンサム)でなかったかというとそうではないはずです。というかそもそも、TVのドラマで主役を張るわけですから、かっこいいのはもはや前提のはずです。顔が良くてモテる、というのに反発すると言うのはヘンな話ではあります。
「イケメン」という言葉には女性人気という意味が込められているような気がします。
前述の例を引き合いに出して考えてみるに、あの反発は女ウケするタイプの起用だったから、なのかなと。
男性ファンをないがしろにしているように捉えられるきらいがあったのでは、と推察します。
考えてみれば暴力を否定するところから始まった平成ライダーですから、優しい雰囲気を出せる俳優さんの起用は、すなわち女性人気につながるのは必然だったのだと思います。
まあ、だから何が言いたいかっていうと、そこまで安易(つまり女性人気)にイケメンが選ばれているわけじゃないと思うんだけどなあ……という感想です。まあしかし確かにマッチョキャラは足りないな!