double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

『リーガルハイ』第2話(セカンドシーズン)の視聴率報道に物申す

基本的に範囲外のことには口を出さないようにしていますが、これは言わずにおられない。

<リーガルハイ>第2話の視聴率16・8% 初回に及ばず(まんたんウェブ
「リーガルハイ」第2話は16・8%…初回からダウン(スポニチアネックス)
リーガルハイ第2話の視聴率16・8%…半沢景気ここまで?(デイリースポーツ)
※すべてyahooから

とかネガられててですね。激おこぷんぷん丸ですよ!(いま生まれて初めて使った)(そしてたぶんこの先一生使わない)
つーのはですね。第1話はつまんなくて第2話はおもしろかったからですよ!*1

第1話はなー。なんかビシッと締まらなかった。
そもそもが初回の事件として「悪女の依頼」ってインパクトがそんなにないもん。地に足着いてる『相棒』とかならともかく、『リーガルハイ』はすでにしてアクが強いので、そんな正統派のインパクトではあくびが出るぜ。その美人がもっとゴージャス、そう笑っちゃうくらいのならいいけど、小雪さんの悪女はスタンダードすぎるですよ。
それに二転三転する法廷闘争がそれほどすさまじくなかったしな。
で、不敗神話の古美門=主人公が負けて「ええ、どうなるの!?」って引きだけど、序盤でもっと煽ってくれないと。第1シーズンから見ている人ならともかくこれではじめて見る人には古美門のすごさ=負けてショックが伝わらないよ。
たぶんだけど尺が長すぎたと思うです。ダラダラしてた。

『リーガルハイ』の魅力の大きな柱はテンポの良い展開と長台詞です。でも第1話はそれが損なわれていた。

だから半沢効果で来た人は第1話で切っちゃったんだと思う。

だけどなー。第2話はすっごいおもしろかったんですよ!
とにかくなによりテンポがいい!
そんでもって青年実業家(ホリエモンじゃねーか!)と漫画家の法廷闘争って、そんなキーワードだけ言われても想像つかないじゃないですか。それがこんなにもうまく混ざっている!実業家の野心と、漫画家のクリエイティビティまで話は及ぶし、「なにが依頼人の利益か」っていう大きな目線も入っているし、台詞のはしばしはおもしろいし!(ブロガーのdisがヒドくて良し・笑)
そして堺雅人キレッキレ!「女子はキュン!」のところで声出して笑っちゃった。

だから、上記の見出しはまるで第2話がおもしろくなかったような印象になるので不満なのです。

第1話で切っちゃった人ー、大丈夫、第2話からちゃんとおもしろいよー。
第3話の予告がまたヒドすぎて笑うしかないので是非。
リーガルハイ|フジテレビ
リーガルハイ第3話予告|フジテレビ


あ、あと余談ですが『リーガルハイ』は法廷ミステリとして見てもおもしろいですよねえ。いやあんなハイテンションな弁護は実際はアカンでしょうが。第2話では争点のひっくり返しに感服です。

*1:基本的に「つまらない」という一言で切って捨てるような、先のない言葉は使わないようにしているのですが。今回ばかりはお許しを。