double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

仮面ライダー鎧武/ガイム 第6話「ドリアンライダー、参戦!」

第4話でなんとなく了解できたので、後はのんびり楽しみながら要所要所で出てこようかなとかそういうことを考えていたんです。第5話もおもしろかったけど出てこなかったのはそういうことなんです。
でもしかたない。こうなったら翻意せざるを得ないじゃないか。
まさかの吉田メタルさん、変身…っ!!!

いやもう、第一報を目にしたときは、そりゃあ驚いたの驚かないのって。5度見したあとなんかの間違いかなって考えたけど、似た名前が存在するわけないっつーね。
いや、テレビで見ない、舞台中心の役者さんが仮面ライダーに出てくるのはもちろん馴れっこだし誰が来ても驚かないくらいの気持ちはあったよ。あったけど、それがまさかのメタルさんでしかもライダー役でかよ!粟根さんは怪人だったじゃんよ!

あ、えーと、知らない向きに僭越ながら解説しますと、吉田メタルさんは「劇団新感線」の役者にしてミュージシャン。ちなみに新感線は『フォーゼ』のメイン脚本家である中島かずきさんが座付きしている劇団です。
で、この劇団が主体が関西なせいか非常に濃くてですね…ちなみに看板役者は古田新太さんです(でもひとたび太刀を握ると超かっこいいんだよ!)。その濃いメンツの中でもメタルさんはかなり上位に来る方なんです。
まあ、わたしは新感線みるときは大抵「いのうえ歌舞伎」が中心で、音楽劇はノーマークなんで実はあんまりメタルさんの活躍に直面することは少ないのですが。よってわたしの中では「主筋でないところですごく濃い存在感を発揮する人」です、メタルさん。

どう説明していいかわかんないんですけど、なんつーか、仮面ライダー役って聞いたら頭抱えて驚くけどそれがオカマのパテェシエで元傭兵・モチーフはドリアンですって言われたら納得する、そんな感じです。

いや怪人役だったらこんなに驚かなかったんだと思うんですよ、たぶん…


なんか長くなった(笑)。感想入ります。

さて紘汰は後輩のミッチに触発されて仮面ライダーの力と正面から向き合うことに。ところがそこにさらなるアーマードライダーが参戦して…ってのが前回の第5話でした。
いやーしかし展開早いなあ!ライダーがたくさん出るとは聞いていたけど、こうまでテンポ早いとは。グリドンと黒影の変身には思わず飛び起きちゃったよ。

んでグリドンと黒影。…ドングリ松ぼっくり!(爆笑)
っていうか、黒影はいいとしてグリドンて!まんますぎるネーミング!これ、城之内が自分で付けたんだよね?オマエ…ピンクの蝶ネクタイなんか付けてチャラついていると思いきや、いいセンスしてるじゃないか!(言いたい放題)初瀬も松ぼっくりに黒影とつけるセンス、捨てがたい。
初瀬ちゃん、ウヴァを思い出す単細胞だわーとか思ってたら、第6話で用意してきた特訓メカが器用すぎて爆笑。城之内も策士かと思いきやなかなかの浅知恵で、こいつらおもしろい(笑)。出てきたときは2秒で退場しそうなかませ臭を感じましたが、これはぜひとも今後も活躍していただきたい、できれば地を這う感じで(ひでえ)。
グリドンのハンマーも、なんか音が軽くて超笑った。

そんなこんなでアーマードライダーが集まってまいりました。
怪人でねーなーと言っていましたが、ふと気がつけばこれは『龍騎』で出来なかった、「毎週新しいライダーが登場する」をやろうとしているのかしら?つまり、ライダー=怪人でいくのかしら?
そうだとするとおもしろいかも。
でも6話でさらに追加って本当に早いなあ。個人的には、もうちょっとタメてくれてもいいんだけど。
武部さんはやっぱりあんまり構成が得意じゃないよね…それでも仕掛けてくるアグレッシブさは好きだけどさ。
ちょっと追いつかないんだよね。一人のライダーにつき、従来通り2話前後編で描いてくれた方が視聴者的にはノりやすいと思うんだけどなあ。ただでさえ要素の多い設定なんだし。
あとちょっと戦闘シーンの山場の持って来方がわかりにくいなあ。そこはたのんます!

しかしピエール、キャラ濃すぎ(笑)。全体にこらえてみていましたが、変身するときのキメ顔で陥落しました。あれは卑怯!
これがまた、ディーラーのシドのコントロールを外れた完全イレギュラーってのはおもしろい。さあ幅が広がってきましたよ!ブラーボはゲームを引っ掻き回すジョーカーと成り得るのか?
戦極ドライバー持ってかれたチームは哀れ。不釣合いな店になぜ・・・と思ったけど、あれきっと、あいつらどうせ前祝いってんでよく知りもしないくせに人気だからって理由であの店選んだよ。浅はかな若者にありがちだネ!(決め付け)
ドリアンライダーだけあってブラーボはトゲトゲしいですが、それがなんかアイアンメイデンに見えて、中の人にも合ってますね。

子どもの火遊びに大人が参戦、さてどうなる? ってとこですか。次回も期待!

んで紘汰は今回完全に蚊帳の外(笑)。佐野岳さん、表情が豊かでおもしろいな!

追記

あ、戒斗忘れてた。ごめん(笑)。
なんか一人重たくて、気になるなあ、この人。
「アイツとはとことんまでやり合うしかないのかもな」…紘汰はさわやかに受け止めていますが、面倒くさいぞこのタイプは。この先、メンバーにも去られて一人抑圧の中から立ち上がる、橘さん的展開を彼の瞳には見てしまうのですが…。さあどう料理するのかな?虚淵さん。

あと関係ないけど、「片棒かつぐのはゴメンだぜー!」って紘汰の言い方が軽やかで気に入ったな。