double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

仮面ライダー鎧武/ガイム 第12話「新世代ライダー登場!」

新年一発目、石田監督の映像美が炸裂!もうね、映画かっつーね。
こういうのが見れるからライダーが好きなのだ。
物語も大きく動き始めました。次世代ドライバーは果汁を絞るときたか!

とりあえず冒頭の黒板絵につっこんどこう(笑)。絵、うまいな!あれたぶんミッチだね、描いたの(理由:器用そうだから)。インベスがなんかかわいいのでグッズ化希望。

大きな動きは4つ。ユグドラシル社の狙いを知って今後の対策を相談する紘汰とミッチ。またもや邂逅を果たす戒斗と舞。地図の塗り替えが起こりつつあるビートライダーズの小競り合い。そしてビートライダーズの掃討に乗り出すユグドラシル社。
戒斗と舞、紘汰とミッチのすれ違いはテーマに関わってくるお話。選ぶ道がそろそろ大きくずれていく…
戒斗と舞は融和しそうな気もするけど、紘汰とミッチはどうなるのだろう。別れそうな気がするんだよな〜…
ビートライダーズでは初瀬ちゃんが転落!城乃内がドリアン姐さんと手を組みます、ここのシーンは爆笑。「さっさとしないと固まるだろうがあ!」とか、逃げてる間にすっころぶ城乃内とか(笑)。しかしこれもどう転ぶんだ?

斬月が新しいドライバーでグレードアップ!かっこいいけど変身音声がかなり不気味。
映画では一足早くお披露目されていましたが…うーむこれもどうなるのやら?戦極ドライバーと明らかに性能が違いすぎるよなあ、どうすんだろ。

さて・・・

紘汰とミッチ

どうもズレが生じてまいりました、チーム鎧武。やっぱり今回、この二人のシーンが頭に残るよ。

変身すればユグドラシルの益になるし自分たちにも危険が生じる、よって避けるべきだと言うミッチ。…確かに口封じをしそうな連中であるのでミッチの主張は正しいけれど、でも彼の思惑は別のところにあるから視聴者としても素直にうなずけない。

頭がいいうえに口が回るミッチに気おされ気味の紘汰。とはいえ、正論を理解することと心の動きとは別問題で…

ユグドラシルの企みとは関係なく、クラックは開きインベスは人を襲う。それを止められるのがライダーの力だけならば、そして変身できまた戦う意思があるのが自分だけならば。だけならば――

ミッチの制止を振り切って変身してしまう紘汰に、「ああ馬鹿だ、お前は馬鹿だ」と思いながら胸に痛みが走るのはなぜか。

使命感なんかじゃない。でも、見過ごすことは出来ない。
ヒーローなんて本当は全然いいものじゃない。それでも選んでしまうのは、それを選ばなければ己が立ち行かないから。その先に傷つくことしか待っていなくても。

…これが4話あたりで斬月に半殺しにされていなかったら、また別の選択肢もあったのだろうか。すでにあのときに戦いを放棄しない道を選んでしまったというのは大きいのだろうな。
一方のミッチは、兄がメロンじゃなかったら、紘汰と一緒に戦ってくれていたのかな。でももうそれは、詮のない話だね。

来週でミッチは一緒に戦ってくれるのか、それともズレはどんどん広がっていってしまうのか。


戒斗と舞

こちらもまた印象に残るシーンでありました。戒斗と舞はどうにも重なる過去を持つのだね。

打ちのめされても前を向く舞と対比して戒斗の頑なさが気にかかる。
そして舞の前についに現れる、舞そっくりの謎の少女。舞の選択が一つの鍵なのか?…でも、彼女が逃げても戦いの運命は変わらなそうだし、どういうファクターなのかな。

しかし映画だけの設定じゃなかったのか、舞=運命の巫女!名前の漢字が意味深だなとは思っていたけど…。紘汰・ミッチ・戒斗の男三人の真ん中に立っているわけですが、彼女が指し示すことになる運命とは一体なんなのでしょうね?

…しかしこのシークエンスの映像の美しさよ。ご神木を前に舞を踊る幼き巫女、その過去の映像とともに対話する戒斗と舞――映画かっつーね!
謎の少女が消える瞬間がまた美しすぎて、痺れるです。