double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

岩井俊二『なぞの転校生』

何回遅れだよ!って感じですが。今、見てます。7話まできた。
働いているから…と言うわけでもありませんが、テレビを見ることの優先順位が低いので、撮りためて後で見るってライフスタイルになってます。リアルタイムで見てるのなんて仮面ライダーくらいですよ、本当に。

やあ、やっぱりきれいですなあ、岩井俊二の映像は。連続ドラマで見れるのは嬉しいです。
というかもうとにかく、本郷奏多さんがハイパー良い
原作とは大幅に違うらしいですね。未読なのでわたしは単純に楽しんでいます。「この世界にはショパンがないのか…」の一言がすごく好きです、これはたぶんオリジナルかな?

SFなので特殊撮影があるわけですが、大げさなものはひとつもない。むしろイマドキ見ないくらいの簡単な手法。枠が枠だから低予算…と思いそうなところですが、たぶん、違うんだろうな。でもそれがこの映像には合ってる。
というか、テレビドラマの特殊撮影って、これくらいで十分なような気がする。『TRICK』『SPEC』の堤監督もそうだけど、安い手段の方が地続き感があって映えるってところはあると思うんですよね。うーん、ニワカ仮面ライダーオタクが特撮を評論している、という話ではなくて。むしろ特撮とかよくわかんない普通の視聴者として、なんか、日本のドラマで大掛かりな特殊撮影されると座りが悪いことが多いんですよね。特に何がって例を出せるわけではないけど。
もしくは、低予算枠でがんばって大掛かりな特撮に似せようとしているのとかも、妙な気分になる。それは、できる枠に任せればいいんじゃないのかい?
まあ、こーいう映像の方が性に合うってだけの話なんですけど。好きだなあ。こーいうセンス、もっと増えればいいのに。