double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

仮面ライダー鎧武 第40話「オーバーロードへの目覚め」

レデュエの力により、紘汰は夢を見る。それは、あの日ありえたかもしれないもう一つの世界。
そして…起こるであろう未来…!

あまりの悲惨さに、録画だというのにCM飛ばしができなかった。
まあもともと気に入ってる番組だとCMも込みで見ちゃうんですけどね。でも今回は…
CMというクッションがないと辛いよ!だからこそ最後の紘汰の姿にグッときてちょっと泣いた。

しかし冒頭の戦闘風景はかっこよかったですねー。
水たまりを駆け抜けていくあたりで、「おっ?」と思ったらやはりの巨匠回でした。こういう回に石田監督を当てるスタッフGJ!

今週の紘汰

夢の中では紘汰がインベス化し、なんとあの裕也が鎧武となって戦っている。
でもそう、それはあの日、そうなっていたかもしれない話。紘汰が作中で気づいたように、ほんの些細な運の違いでしかないんだ。

虚淵さんの台詞はちょっと難しい語彙のセレクトが多くて、子ども向けとしてはどうかなとは思うのだけれど。
境界線上の存在に真っ向切り込んでくれたのは嬉しい!本気だなー虚淵さん。いや、最初からわかっていたけど。

俺は人間だ、味方だと叫んでも信じて貰えず、差し出したその手で友人を傷つけてしまう。それが、力を持った存在の人間社会における立場。
世界の破壊者となるか、逸脱者となるか。どちらにせよ、人の世にはとどまれない…
けれど。そのことに絶望するか、しないのかは――そう、その人次第なんだよね。


舞はたぶん似た者同士だからこそ、紘汰のことがよくわかるし、信じてる。いま置かれている状況を把握し、導いたサガラに怒り、でも信頼は揺るがない人が紘汰にいるのはすごく嬉しい。泣いてくれる人がいるというのは大事なことだ。
ホント、サガラはとんだペテン師だぜー。
けっこう、「紘汰はサガラに優遇されてる」という意見を耳にしてましたが、わたしはその辺懐疑的で。だってあれ贔屓というより誘導だもんよー。絶対ロクなことになりゃしない。んでまあ、逆にその問題点に紘汰が気づいてなさすぎるという批判も多かったみたいなんですが。紘汰は裏とか読めないけど、そのとき自分がしたい/しなきゃならないことへの判断はしっかりしてるんですよね。だから、操られているようで、そうでもないんですよね。
問いかけに対し、その瞬間には答えられない。でも、しっかりと受け止めるから、そのときの決断が次に生きてくる。紘汰はそういうやつだよ。

いやもうね、今回、ずっと辛かったから、最後の最後であの紘汰の姿にはグッとくるよね。

第38話で問いかけられた「なぜ戦うのか?」の答えが出ましたが、「思い描く未来の形」はまだ、って解釈でいいのかな?
自分自身を損なわないために前に進む、というのは好きだ。みんなのために誰かのために、ではなく、また、自分自身を救うために、でもなく。
なんかね、『鎧武』はしぶとい感じがするのが好きです。

しかし、人外化することのリスクをここまで真っ向描くってすごい…まさか裕也がここで出るとは思わなんだ。
紘汰のインベスの姿は初瀬ちゃんのと同じだしよー(泣)。追いつめられる場所も一緒で、いつ矢で打たれるのかハラハラしました。


しかし、紘汰の怒りの顔がアップになると胸が痛むのう…

今週の戒斗さん

壊していいのその装置!?
悪影響とかでないのかな…ほら、USBも外すとき正規の手順踏まないと壊れるじゃん。それが怖いからみんな止める方法探してたんだと思うんだけど…
しかも生身のキックて。雑すぎるさすが戒斗さん!


「強いの弱いの問題じゃない!ただのバカだ!」
ひゃっほう戒斗さんイカしすぎてる!
(戒斗にだけは言われたくないけど、これがわかってるだけ戒斗はミッチよりマシな場所にいられるのよね…)

今週のプロフェッサー凌馬

ム カ ツ ク!!!
ムカツクわー青木玄徳さんいい演技しすぎだわー。
しかしこの人、ジョーカーというか、いったい最後になにをしでかすか不安でたまらんな…

来週をお楽しみに

いやあ、先週まで、「第四章入ったとはいえ、あんまりクライマックスって感じしないなー」とかのんきなこと言ってたんですけど。
やばい、来週から完全に違うステージに入るぞこれは…
うとうとしてたらでこぴん食らった感じ。背筋伸ばします!

そしてとうとう紘汰にオーバーロード化のはっきりとした兆候が…
紘汰の汗がだくだくすぎて、緊迫感がすごい。
紘汰は自己犠牲の極地に行ってしまうのかしら?ただ…紘汰の判断のみで動かなさそうというのがポイントかなあ。戒斗や巫女としての舞がなにか違う要素を呼び込みそうな気がするのよ。どうなるの?

あっ、貴虎兄さんも忘れてた!(生きてるの前提)