劇場版 烈車戦隊トッキュウジャー ギャラクシーラインSOS
空飛ぶ列車が虹のトンネルくぐりぬけて、ビルでジャンプして宇宙に出発、とか、さわやかさに心が洗われるかのようだ…
イマジネーションの力が足りなくて宇宙に帰れないサファリレッシャーをなんとかしてあげよう!というお話。派手さはないけれど、おもちゃ箱のような楽しさがいっぱいつまっていてわたしは好きだなあ。30分しかないんだし、アイテムや要素を詰めて特別感を上げる、というのは満足度あるよねえ。
しかしなぜ、宇宙でサファリ。
サファリレッシャーと車掌のレディを応援するのは、トッキュウジャーたち本人が故郷に帰りたいから。そういう重ね合わせと、「地上のイマジネーションが足りない」と言い切るレディに「そんなことないよ」って教えてあげたいから。そういう動機があるのが良いねえ。
今回は敵の事情は一切入れなかったのはよろしいと思いますー。でもナイル伯爵の趣味が狩り、って設定が、シャドーラインの貴族社会さがよく出てると思うですよ。
乗り換えてサファリは楽しいねえ。パンダ=カグラは劇場でも大ウケでした!
…誰だ、動物戦隊ってつぶやいたのは。
挿入歌の豪華さが素晴らしかったです。
操縦席シーンがたくさんあって、列車モチーフをいかんなく発揮していてよかったです。空飛ぶ電車だと一瞬デンライナー?と思いがちだけど、差別化しっかりやってるよね。電車(列車?)として楽しいのはたぶんこっちだ。
ライトが目的を達するために一人だけ戦線離脱するときに、「みんな任せた」ってさっと頼んで、ほかのみんなが「うん、いってらっしゃい」ってすぐに答えたのが印象に残りました。熱い友情!ってんじゃなくて、信頼するのが当たり前、みたいな雰囲気があって。
そういえばトカッチ、画面に出るだけで子どもにウケてました。おいしいなー!
あと、福原遥さんが超かわいかったので大幅に加点。大事なことだよ!