double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

訃報で更新するのは悲しいです…

当ブログ的には『剣』アンデット・『カブト』ワーム・『電王』イマジンのデザイナーである、韮沢靖さんが2/2に急逝されました。
まだ52歳だったということで、大変ショックを受けています。ちゃんとは見てはいませんでしたが、「『牙狼』はめちゃくちゃかっこいいなー」と横目で見ていたし、これからも色んな所であのダークでエッジの立ったクリーチャーたちを見られると思い込んでいたので…

それまで造形への興味のなかったわたしに、怪人デザインの魅力を教えてくれたのは、まちがいなく韮沢さんでした。
『電王』のイマジンたちは、おとぎ話がモチーフだったからか、隠されたネタを探すのがとてもおもしろくて。衣裳的でカラフルだったのも、楽しかった一因かなと思います。
そうやって見ていくうちに、ただ「やられ役」「怖い」としか思っていなかった怪人に、だんだん興味が出てきました。

わたしは平成ライダーについてしか語れませんが、ライダーの「恐怖」「闇」という世界観をビジュアルとして背負うのは間違いなく怪人デザインであり、つまり怪人デザインに魅力がないと、その作品に力がなくなる…それほどのものだと思います。
韮沢さんは、その仕事を全うされていた、とわたしは思います。

完全に余談ですが、「電王公式読本」だったかな、その中で、「(上半身が違う色で)足を黒にしちゃうとアンデットっぽくなっちゃうんですよ」ということをおっしゃっていて。それ以来、白いコートに黒いブーツを合わせるときは心の中でアンデットだ…と考えています。
どうでもよすぎてすみません。でも、そういうちょっとしたことで違いが出るというデザインのコツがおもしろくて。忘れられないのです。

寂しいなあ…

ご冥福をお祈り申し上げます。合掌。