double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

5/5 仮面ライダー斬月 仮面ライダーバロン 戦国乱舞外伝絵巻 inグランドプリンス新高輪

遅ればせながらご報告を。
つうわけで、子どもの日に子ども番組のイベントに行ってまいりました。うむ、正しい。

なんかeplusから「やるよー」と通達がきたので、どーせ駄目だろと思いながら登録したら当選してしまったのでした。通知がきたときちょっと茫然とした。
GWの高輪といえば現行ライダーのイベントラッシュの幕開けなわけで、会場の飾りつけにはその痕跡がいたるところにありました。
というか、飾りに旗がはりめぐらされていたんですけど、描かれている柄が電王とカブトとゲキレンジャーっていつから使いまわしているんだ!

会場の雰囲気

Vシネマのイベントのためか、会場には、これまでと違いほぼ子どもさんの姿はありませんでした。いや、いましたけどね、圧倒的に少ない。
そして始まると黄色い悲鳴と地鳴りのような声援が!これまでいろんなイベントに行ってきて、「わー大きなお友達多いなー」とか言ってましたが、全然違う!これが大人の本気!

男性の姿が多かったのも特徴的だと思いました。というか、これはVシネマだからというより『鎧武』だからというべきかしら。イベントってどうしても女性が多くなるような気配があるんで、ちょっとした驚きに。また、コスプレみたいに寄せてきた方もいっぱいいて、楽しませていただきました。やっぱり乱戦の話は男性のハートを掻き立てるものなんですかねえ。

女性は果物モチーフのファッションをしている方が多かったですね。っていうか、ドレスコードだったんじゃないかってくらいでした(笑)楽しいねえ。

会場はホテルの広間のため、椅子がベタ置き。後ろになればなるほど見えにくいという仕様でした…!これはしかたないけど、つらいのう。
席指定ではあったんですが、当日券で立ち見スペースもできてました。大人気だな!

進行内容

さて、始まりましたVシネマイベント。
そういえばこの手のは初めてなんで、全編トークショーなのかしらと思いきや、冒頭がなんとヒーローショーのごとく、一体一体のアーマードライダーがインベスをなぎ倒しながら出てくるという演出で、テンション上がりました!
鎧武が出てくるとその歓声は最大に。しかし、今回のこのステージの主役はいつもと違う。斬月、バロンが相次いで登場すると、もう会場は怒号のような声援に!

やっぱりわたしたちは一年間、仮面ライダーの話として見てきたわけですから、やっぱりライダーが出てくれないと締まりませんね。嬉しかったです。

しかしまあ、ショーではないのであっさりと終わると、役者さんたちが出てきて黄色い悲鳴があがるのでした。

登壇者は、佐野岳・久保田悠希・小林豊・青木玄徳・松田岳・志田友美(敬称略)。高杉さんがいないのは寂しいけど、しかたがない。
今作は主役というわけで座長という意識だからか、小林さんの仕切りが光っておりました。久保田さん?あの人はいつも通りだよ!
佐野さんが端の方でちょこんと座ってたのがかわいらしかったです。動画とかでは威勢がいいのに、人前に出ると真面目さが前面に出る感じで、うむ若いのう。
青木さんがちょいちょい話を聞いていない(笑)。緊張しているんだろうけども!話をふられて、びくっとする姿が何回もあっておかしかったです。演技の面では芸達者で余裕があるように見えるのにねえ。
志田さんはいつでも臆せずマイペース。でかい器だ…。松田さんは楽しげに他の人の話を聞いている感じでした。

さて進行の方は、裏話トーク→生アフレコ→ライブって流れでした。たぶん。ごめん、記憶が遠い。
現場では斬月編の名シーンが思いっきり茶化されてたそうで。名付けて「アップルパイごっこ」。一口食べて、「うん、まずい!」という遊びだそうです。それだけだそうです。
バロン編ではチームバロンとチーム鎧武の合同ダンスに話題が。あの振り付けはその場のアドリブがたくさん入っていたそうですよ!GAIMUポーズとかね!
しかし、バロンと鎧武ではダンスのタイプが違うので、どうやら佐野さんは苦戦されたもよう。志田さんはさすがアイドルってことですぐに踊れたらしいのですが。その様子は生で披露していただきましたが、確かに、できてねえ…!それを見た松田さんが笑い転げながら「あんなに運動神経いいのに…!」とおっしゃっていたのにはまさしく同意でありました。
しかし、そんな風に恥ずかしがる佐野さんにドヤ顔する小林さん…楽しい人たちだな。

生アフレコは、貴虎と凌馬、戒斗とシャプールの場面をそれぞれ。
…うん。まあ、待て。おもに後者。
確かにそれが一番見たかったが!
いやでも、実際、小林さんが見事やりとげて感動しました。すごいなあ!戒斗とシャプール(素)を交互に演じるんですよ?本番では別々に撮ったそうなんですが。
会場からも拍手が起こっていました。

そんなこんなで楽しくおしゃべりで盛り上がっていましたが、後半はなんとライブでした。
いや、今作の主題歌を新しく戒斗と舞で歌うってなってましたから、そのお披露目があるのは予想していましたが。
なんと、その二曲だけではなくほぼキャラソンメドレーでした!いやったー!!!
だって「乱舞エスカレーション」からスタートするんですよ?血が沸き立ったね!

セットリストは
「乱舞エスカレーション」
「rise up your flag」
「never surrender」
「unperfected world」
「lights of my wish」
ときてなんと全員で「just live more」!これは燃える!
しかもですね、「rise up your flag」の退場がですね、佐野さん、連続バク転でしてね。
ステージの端から端を、まるで滑車が回転するようにスタスタスターっと!
本当にね、なんなんでしょうね、あの運動能力は。
チームバロンはダンスもたっぷりであれも嬉しかったなあ。
それにしても驚いたのは、志田さんの歌声!さすが現役アイドルさんですね…正直一番感動したりして。いや、良かった。

驚きの新発表

そんな感じで2時間あっという間でした。
トークもやりライブもやり。
最後は会場も一緒になって主題歌を歌い、気分は最高潮!
あとはお別れのあいさつ――ってところで、「重大なお知らせ」のアナウンスが。
会場はざわつきましたが、まあ、空気はのんびりしていたと思います。なにかなー、コメント動画の配信とか、外伝DVDに特典がつくとかかしら?なんて感じで。

ところが――なんと、外伝第2弾制作決定!!!
しかも主役はデュークとナックル!!!

いやあ、あの歓声というか熱狂はすさまじかったです。わたしも気が付けば叫んでましたからね。
あんなに重大報告が重大報告だったことはないのではないでしょうか。
そのまま退場となったのですが、会場全体が興奮に包まれていて、ふわふわしちゃいました。
公式から、SNS等で宣伝してくださいね!と言われたので、会場ではスマホを取り出している方も多かったです。twitterですかね。
こういうのは現代ならではだなーと思いました。なので、わたしも乗りました(笑)

こういう体験はなかなかないので、心に刻みました!

会場に対して一言

というわけで、てな感じで、レポートでした。
楽しかったよ!
…いや、内容は。

なんかねーどーもねー、進行が悪くてですね。

当日券(立ち見)が出ていたようなんですが、なぜかその待機列とすでにチケット持ってる列とが分けられていないという。
人員が圧倒的に足りてない上に、その人員同士の連絡が無線を使っていないというアナログっぷりでした。
物販はリハの遅れのため取りやめてます、というアナウンスだったんですが、いや、それ違うだろ、この混乱のせいだろと。
しかし行列は特に荒れることも苛立つこともせず、倦んだ雰囲気をかもしつつも粛々と進んでいっていました。仮面ライダーファンは訓練されているなあ…

始まる前にちょっとテンション下がったからね!よろしく頼むぜ会場さん!

行ってきて思ったこと

ここからは余談です。
いや、今回、大人向けのイベント(R18とかいう意味ではない)だったので、いつもと様子が違い、感じることが多かったのでした。

それは、やっぱり、女性も男性も問わず、「お話」を見ているんだなあ、ということでした。

他のイベントだと、俳優さんの応援!みたいな側面が強く感じるのですが、今回は、外伝ということもあるのか、「あの物語を追いかけてここまで来たなあ」という感慨が会場全体に漂っていたように感じました。
東映特撮は撮って出しというか、完成したものを出して視聴者に出来を問う、というやり方ではない。良くも悪くも、視聴者の興味に反応してほぼリアルタイム制作で一年50話を作っていく。
それがみんな楽しいんだな、ということを、実感しました。

「お話」が作られていく過程に自分も参加しているんだ、と感じられるモノというのは少ないと思います。特に、映像系では。
たぶん、唯一おそらく、いまそれがあるのは、「平成仮面ライダー」とあと「スーパー戦隊」くらいではないでしょうか。朝ドラや大河は、やっぱり枠が相当しっかりしていますから、視聴者の反応を受け止めるところはあっても、それが全体の様子を変えるところまでいかないし。

そして、『鎧武』についに外伝が作られました。しかも第2弾まで。これは、同じVシネマとはいえ『W』のときとは意味が違うと思います。

なんつーかね、『鎧武』の外伝シリーズという動きには、特撮界のみならず、新しいなにかを見出すことが出来ると思いますよ、わたしは。