double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

仮面ライダー鎧武/ガイム 第1話「変身!空からオレンジ!?」

どんだけオレンジ強調するんだよ!と始まる前からわめいておりましたが、必殺技があまりにオレンジ過ぎて震えております(笑)。しかし内容は硬派!


おお、なんか引っかかるぞ!おもしろいなあ。
これだけ完全に架空の街・文化を作り上げたのは初めてですが、違和感があるかというとそうでもないことにひとまず感嘆しました。情報量も多いのになあ。
謎の大企業はスマートブレイン、架空の都市は風都…などと類似を記憶の中に探してみたりもしましたが、どうも感触が重ならない。
かなり練りこんで作ったと見ました、この設定。
また、脚本の虚淵玄さんは実写は初めてということでしたが、まったくアニメ度が低くてこちらにもびっくり。田崎竜太監督のおかげかしらん?

葛葉紘汰こと主演の佐野岳さんはまったくの新人さんではないということもあってか、安定度高し。声がさわやかですね、出し方もいいし。早口選手権には思わず拍手(笑)。
ヒロインの高司 舞こと志田友美さんも台詞に感情があって良いですね。しかしまさかの謎のヒロイン二役とは…!

なんか紘汰…主人公がデリバリーのバイクに乗ってる姿が妙に新鮮でした。まあこれについては後で。

インベスはキモいなあ!でもあのキモさが、「触れてはいけないものを気軽に扱っている」感があって個人的にはなんかツボです。

そして鎧武!ヤバイ、どこから語れば(笑)。
いやー、でも、やっぱりお話の中に組み込まれると納得してしまうのが不思議ですねえ。動けばかっこいい、というか、血が通うと違うんだな。
しかしスタッフはあの変身を推し過ぎ(笑)。CM入るの遅いなーとか思ってたらあそこでかよ!「オレンジって、俺?」に思わず笑ってしまったのがくやしい。
ていうかね…あんなのやられるとね…そりゃ気になってくるよね他の変身が…っていうか、ずばりバナナはどうなるのか。ズボってバナナが耳から刺さったら惚れる。
しかし、バックルっぽくね?といって腰に当てる→ほとんど錯乱ぎみにロックシードをはめる→とりあえず動かしてみる→変身、って一連の流れが本当に丁寧で感心。しかしせっかくの電子音声が無視されておる(笑)。気になるよ!?

馬…乗るのかなあ…
っていうかなんだあの陣形は!百歩譲ってオレンジはいいとしてバナナて。ていうか、バナナという果物がどれほどインパクトのあるものなのか再確認させてくる仮面ライダーですね本作は。

手探りの戦闘おもしろかったー。ごめん、「くっつくー!」に陥落。佐野さんの言い方も素晴らしい。
ていうか弾切れとかあんのね。どうやって補充するんだろう。
武器の使い方ひとつひとつもおもしろく見せながら丁寧で、いいなあこういうの。どんどん調子付いていく紘汰おもしろい。さすが高岩さん素敵な動き。「よし、よし、よし!」ってなんか感情移入してしまうなー。なんか実際ああいう動きしちゃいそうだよね、ああいう状況になったら。
廃工場(?)を遠景から撮った画いいなあ。なんか全体に、従来の雰囲気とは変えてきてますね。新鮮で良かった。

そして必殺技…必殺技がオレンジ過ぎて。もう、オレンジ過ぎて。なにもヘタまで再現しなくても。
来週はパイナップルか…爆弾にしてぶつければいいんじゃないかな?(適当)

しかしあの変身、ちゃんと玩具で再現できるのか!


さてまあ始まったばっかりなんで分析とかは特になく。とりあえずは来週を楽しみにしたいと思います。
とはいえ、上でも書きましたが主人公が「働く」ということに自覚的なのが気になるところ。住んでる家とかものすごい生活感あるし。
平成ライダーが青年の物語であることはずっと指摘されてきましたが、実際に自覚して言及し取り組むのは本作が初めてです。「大人になる」ということが「変身」とほぼ並列にされていますし。
脚本担当の虚淵さんは平成ライダーのかなりのファンということですし、どこまで・どうやって踏み込んでいくのかなー、ってちょっと期待しておこう。


今回は第1話なので感想を書きましたが、定期になるかは不明ですー。