double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

仮面ライダードライブ 第1話「俺の時間はなぜ止まったのか」

おお第1話からキッチリおもしろいぞ!どうした!

というわけで始まりました平成ライダー16作目『仮面ライダードライブ』。『鎧武』ロスに陥りかけていましたが、鮮やかさにおおっと目を瞠りました。っていうか、テイストがこんだけ違うと切り替えできていい気がしてきた。

謎の敵・ロイミュードの起こす怪現象「どんより」。それにより人々の命が脅かされる。
主人公の刑事・泊 進之介はそんな「どんより」のおかげで自らの心にも澱を溜め込んでいた。
そんな進之介の前に、しゃべるベルトとスーパーマシンが現われる。そして、告げる。変身せよ!戦え、と!
進之介は敵を、事件を、そして自らの後悔を振り落とすことができるのか!?

おお、わかりやすくまとまった。

完全に「お披露目」という感じなので、なんやかや言うよりは、とりあえず楽しんでおこう。

おもしろかったところ

ベルト、イイ声ー!!!
とりあえずこれで3割くらいの好感度は確保だ。クリス・ペプラーさんの声が毎週聞けるんだぜみんな…!
ベルトそのものもいいなあ。体験会ではわからなかったけど、表情が豊か!にっこり笑うの超かわいい。
個人的にはベルト部分がシートベルトなのが好きですね。

シフトカーかわいい!
いやあCG班は『電王』で習得した技能を存分に生かしていますね。
曲の入りと相まって、シフトカーが出てきたあたりでテンションがだだ上がりしました。ミニチュアの扱いいいなあ、田崎監督、多才だなあ。

タイヤコウカーン!には笑いましたが、「いいね、ドライブに幅が出る」はいい台詞。
ほかにも車に引っ掛けた台詞の連発で、ここはさすがの三条さん!いや、苦手な部分はあるけど、誉めるところは誉めるよわたしは!
「考えるのはやめた」というキメ台詞ですが。その前に、一言一句同じ言葉を諦めていた日常の象徴として一度出しているんですよね。だからこその心境の変化・決意となっていて、たった15分くらいの間で起伏が生まれて素晴らしいですね。

曲かっこいいですねー。とにかくかっこよすぎて、イントロしか記憶できませんでした…はやくもう一度聞きたい…
にしても、イントロだけだと脳みそが誤作動起こして「Fight for justice」流してくるんですけど、なんとかりませんかね?

とにかくすごくすんなりと「かっこよさ」を堪能できました。

なんでこんなに食べやすいのさ

まあまだ一話なんで内容の分析はおいといて。
すごくおもしろかった。なんでかなーと一応、それなりに考えてみたのですが。

たぶん、キャラや設定にあんまり尺を振らなかったのが勝因では、と。

いやあ、これまでの作品、設定面での入れ込む情報量がとにかく多かったですからね。でもそれはしょうがないんですよ。シンプルだった『W』でさえ「ハードボイルド」の説明をしなくてはならなかったし、『ウィザード』『鎧武』は言わずもがな。
でも『ドライブ』は、まず刑事ドラマという既成概念のフォーマットがある。それに加えて主人公の戦う理由づけが「過去に後悔を置いてきた若い刑事」だもん。多くを説明しなくても届かせられる普遍なものなんですよ。
むろん、それだけの話ではなく、「どんより」やロイミュードや特状課の説明をすっぱり来週以降に回す判断の潔さも手伝っている。ちょっと三条さん苦手寄りのわたしが目を瞠ったのは、特状課の面々のキャラ立てを一言で済ませていったところ。あれがもう二言三言あったらくどかったと思う。マンガチックだからね、強調しすぎると、リアルさが損なわれちゃうんですよ。

新作として

バイクに乗らない仮面ライダー、は、実を言うと違和感はそれなりにあった。
『電王』から入った人間がなにを言うか!って話ですけど、逆なんですよ。むちゃくちゃな設定の中にいつも必ずバイクとキックは入れてきていたから、「ああこれは絶対必要なものなんだな」って受け取ってたんです。
だから、例えるならどれだけ邪魔くさかった置物であろうと、それが部屋の中にないと落ち着かないというか…
とはいえ、トライドロンにかける力の入れように半ば説得されかけているのも事実。
うーん、そうか、「マシン」の括りでの入れ替えだと捉えると、すんなり収まるな。さすがにバイクを退かして、車もなくて、ただの変身モノにされてたら「それは違う!」ってなったかも。
大森Pは「マシンと人の連携という原点に戻ります!」って宣言してたし、そこ期待していこう。

あとは、主人公が警察、というだけで、一面では「正義は我にあり」という印籠状態なので、そこに甘んじないで欲しいなーというのが当ブログの注目するところです。

トライドロン出動

最後のテロップにびっくりしました。私有地オンリーで撮影しているのか!
いやあ、どうりで、体験会で「ナンバープレートはどこに付けるのかしら?」と疑問に思ったんですよ。
今回は、やっぱりトライドロンに力をこめているなあ。規制のかからない場所でガンガン動かすぜ、って気合が見えるね!
それにしても、タイヤ交換もトライドロンがないとできないというのは、狭い場所や屋内ではどうするのだろう?スタッフの腕の見せ所ですな!

おまけ

てなこと言ってたけど、冬映画のCM入ったらテンションが瞬間沸騰した。
『鎧武』のその後ってナニ!?新撮の映像まだ出さないって、なにを企んでいるの…!
紘汰神を見ると嬉しいような切ないような、難しい気持ちになるよ…!