double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

気がついたら三度目の感想−Vシネマ『特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』

21日(金)…無事発売されましたねー、『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』!!
もうネタバレも解禁だろうということで感想を書こう!…と思ったのです…が。

言及ポイントが多すぎるよ!!!
多すぎて、逆にすでに書いた簡易版で、もういいんじゃないかって気がしてきました(笑)。
書きますけども!

ところで、試写会の感想のときに、俳優トークショーのくだりはDVD特典になるんじゃないかって書いたのですが、入ってませんでしたね…残念。
ただ動画自体は東映公式youtubeにあるのでリンクを貼っておきますね。
Vシネマ「帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスター ズ」完成披露試写会 - YouTube
あとついでにわたしの当日の感想はこちら

まとまった感想を書くとほぼ全編トレースになりそうなので、思いついたことをだらだらと書いて行きます。



なにはともあれ『動物戦隊ゴーバスターズ』

あそこでOPが始まったときは本当にどうしようかと思いました(笑)
ていうか全般に演技がでかい(笑)!いや、リュウジはただの馬場さんなんでそこまで爆笑ではなかったんですけど(慣れた)、ヒロム=鈴木勝大さんが(笑)。鈴木さん、一見硬めに見えて演技の振り幅大きいですよね。主役をあんなに崩すの珍しいんじゃないかって。柔軟性があるな〜

しかしアツシ(笑)まさかの鈴木達央さん…ウサダの声の人!
あれはやっぱりヨーコちゃんが惹かれる相手だからのチョイスでしょうか?なおメイキングにて、これが鈴木達央さんの初顔出し演技になることが判明しました。よくわからんがえらいことのような気がするぞ!

しかし『動物戦隊』のインパクトがすさまじいとはいえ、そこまでの持って行き方がまた展開ぎゅう詰めですばらしいな〜。起承転結がこれだけはっきりしているのもおもしろい。
起…アザゼル降臨。ゴーバスターズ全滅(…)
承…13年前の事件がなかった世界
転…動物戦隊ゴーバスターズ
結…アザゼル撃破
となっていますが、それぞれですでに1話作れる密度(『動物戦隊』は言わずもがな)。しかも全部違った趣向になっているし。


思い入れがありすぎる

冒頭の全滅は心にこたえるなあ。後で大丈夫になるってわかっていても、全滅っていうのはただでさえ重いうえにそれがほかでもないゴーバスターズですらね。…ゴーバスターズの命がほかと比べて特別っていうんじゃなくて、彼らの背負ってるものを考えると、つらくて。
がっくり来る黒木司令とかもさ。わたしがあの立場だったらつらすぎる。自分が死ぬよりも。
それにしても出動シーンが増し増しなのに歓喜。やっぱりこれかっこいいよな!

そしてヒロム邸のシーンで凹む:だってあんな幸せそうで平和でさ…ヒロムがリラックスしているっていうのがとにかく泣ける。あれが失われたんだと思うと。
それにしてもヒロムは、まあ『動物戦隊』での過剰な爽やかさは置いとく(笑)として、13年前の事件がなかったらあんなだったんだろうか?やっぱりストレートで他人とぶつかるけど、気負いがないから屈託がない。…うん、正統派だね。つくづく『ゴーバス』は13年前の事件が関わってきますね。

リュウジは、本編でもたまに馬場さんが出て来ていた(笑)ので、過剰な『動物戦隊』でもわりと違和感がない。でもほっといたらあんなになってたというのはイヤだな(笑)あ、でも「ちょっとウザい」のは本編と一緒か(笑)
陣さんが変身ブレス渡すところで、ヒロムが拒みまくって押し付けられてリュウジが自分から取りに行く、っていうくだりが爆笑です。性格でてんなー。
ヨーコちゃんはなんかヨーコちゃんのまま。でもやっぱり気負いがないね、お母さんと喧嘩したり仲直りしたりしてるんだろうな。泣くな。


気になるところ

「城戸農業高等学校」ってネーミングなんですが。なぜ「城戸」?これSHT的には仮面ライダー龍騎』しか連想できないんですけど!靖子脚本だし!

EDで、黒りんと森下くんと中村さんと一緒に映っていたあのおじさんは、わたしの見るところ整備士のおっちゃんだと思われます。「いつでも行けます!」って言ってくれる人。

動物戦隊ファイナル必殺技のとき、ピンクキャットはいたのにブラックピューマがいなかったのはなぜだ。あれか。ピンクは追加戦士でブラックはイレギュラーってことか。そうなのか。
あとシルバースタッグことJの無意味すぎる面オフ。できんのかそんなこと!

BGMがなんか充実していた気がする。新録が多いような気がする。
『ゴーバス』の劇判もともとすごいツボなんです(担当は大橋明さん)。
そしてヨーコ・リュウジ・エスケイプ登場シーンでおのおののキャラソン(アレンジver.)が流れたのは嬉しい。が、one way,one wishはどうした。

ヒロムとヨーコが正面衝突する場面は橋の上ですが。「出会の大橋」って!アレ絶対美術さん発信のネタだろ!


Jは樹液のJ

もうこいつは美味しすぎる。だって試写会でもファイナルライブツアーでも出ただけで盛り上がるんですよ!?

ニックだけじゃなくてJも一緒に送り込まれるってうまいなー。ニックだけでもいいけど、Jはそういう使い方したほうが絶対おもしろいもんな!「なんでお前まで出来るんだよ!」が秀逸。なんだよ「樹液のドランカー」って。そしてなんだよあの必殺仕事人みたいな仕留め方は。しまいにはコックピットでフラミンゴ振り回してるし!
っていうか一人二役で走り回ってておもしろすぎるよ。すごいな、こいつのポテンシャル。
最終決戦での必殺合わせ技の場面で樹液が呼ばれて攻撃するところ、特命マサトが「J」・動物マサトが「シルバー」って言い分けてるのが芸細で良し。変身後はコードネームだよな(笑)

設定的にもたぶん陣さんが亜空間送りにならなかったらJは開発されなかったんじゃないかって思われるので、Jは送り込まれた方が理にかなっている。え?じゃあスタッグ専用機はなんだって?それは知らん(笑)

Jはどんな世界にいても陣さんのところに行くんだなーと思ったらあったかい気持ちになりました。バディだねえ。


ニックは優秀なバディロイド

主に突っ込みに特化して。最終的にJを突き飛ばしたのは爆笑。あれ、試写会でも大ウケでしたよ。

しかしこの話はニックが柱のようなところがあるので、下山さんはノリノリである。そして浅井さんは一番負担があったであろう…ずっこけるシーンが多い(笑)
声の人である藤原さんはこれではじめてお顔を拝見しました。

13年前の事件をなかったことにしてくれとか、ニックは本当に優しいなあ!Jや、ゴリサキやウサダと再会したときに飛び上がって喜んでいたのもかわいい。動物ヒロムに戦士の心を力説したり、最終的にあの解決法を見出したり、お前ほんとうにMVPだよ。


動物ヒロムが消えるとき、「ヒロム!」って叫んだのがなんか良かった
…消えたのは動物戦隊だけじゃないんですよねー…あの世界そのもの。だから、都合で作られて都合で消えちゃうのはなんかひどい話ですよね。いやニックを責めているわけではなく。でもあっちの世界はどうしたって滅んでしまうんだったなら、全体的に世界を救えたなら、それでもいいのかもしれないけど。かなしいねえ。
ニックだって1年間は一緒にいて、アツシの死も乗り越えて、49話完走したわけだし、動物ヒロムにだって愛情があるよね。だから、最後にニックが動物ヒロムを惜しんでくれたのが嬉しかったな。失う痛みがあるのが『ゴーバスターズ』の好きなところです。



そんな目で見るな

にしても。『動物戦隊』で死ぬほど笑ったのに、めたくそ重い『特命戦隊』に戻った瞬間の安堵といったら。やっぱりこっちの方が落ち着く(笑)。あのやたらでかい動きの彼らはやっぱり違う!!(爆笑)
Jは忙しいな(笑)

共闘シーンはパロディを見せられる本人たちって感じでとにかくおもしろい。
動物ヒロムの動きを見て、特命ヒロムの「えっ?…ああ、うん」みたいな反応に爆笑。押川さんうまいなー。コックピットで必殺技出すときの温度差がすばらしい。特命ヒロム、そんなイヤそうにしないで!(爆笑)
ていうかあのコックピットは遊びすぎだろう!なんだよフルーツって!

エスケイプことトランジー様はかわいいなあ。っていうか声と口があってなくて、これはあれですか、旧戦隊のアテレコ再現ですか。芸細。
エンターは…………誰だお前!(それだけかよ)


さいごに

書き出すと終わりが見えなくなる…
ヒロムとヨーコのベタすぎるツンデレとかほかにもいろいろあるけど際限ないからこの辺にしときます(笑)
しかしこの連日の『ゴーバス』語りでこのブログひいてはわたし本人もドン引かれているだろうことは想像に難くなく、今さらながらブログって自分でも知らなかった一面を発見するものなんだなって思っています。こんなに思い入れの強い奴だったとは…うすうす勘付いてはいたけど。